【動揺】ツイートボタンの価値崩壊でWebメディア関係者がザワついてる

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わああああ! 三連休の初日に目覚めたら、ツイートボタンの数値表示が廃止されてるー!!

Webメディアを運営していたら「クライアントへの成果報告基準」でもあり、「ライターの評価基準」でもあり、関わっている人間のモチベーション維持装置でもあったわけですよ。さらに、読者視点でも「あ、これが話題になってる記事なんだな」という分かりやすい指針でもあったわけで…こんな悲しいことがありますか?

 

web-tan.forum.impressrd.jp

前々からニュースは目にしていたので知ってたんですよ。11月20日ぐらいに革命が起こるだろうな、と。Twitter社が使っていたツイート数を取得する機能が、実は古いものらしくて、持続性がないためこのタイミングで切り離すということも知ってた。意味はわからんけど、頭では理解してた。ただ、いざ各メディアのSNSボタンを巡回した結果、これは予想以上に深刻な事態なのかもしれない、と心が受け入れることを拒絶したんです。

 

ツイートボタンの数値廃止によるデメリット

●記事の評価基準が大きく変わる

メディアの性質によって異なるんですが、例えばバーグハンバーグバーグで運用しているメディアの記事はTwitterウケが良いものが多い。オモコロは特にそうです。いかにTwitterユーザーに喜んでもらえるのか。そこを5年ぐらい考えてきたこともあり、そこの反応が数値に返ってこないのは寂しいなぁ、と。

少し前まで「ボタン上の数値が見えないだけで、裏側で数値は取れるんじゃないの?」と甘く見てたら、他の計測ツールでも軒並み「0」表示になっていたので白目を剥きました。

 

●Facebookウケの良い記事が過剰評価されないか

これは個人的な感覚に基づいているんですが、Facebookの「1シェア(1いいね)」よりも、Twitterの「1ツイート」の方が価値があると思っています。1:3ぐらいの感覚値。それはPVに還元する意味としても、シェア(いいね)は義理的なアクションが多く、実際に記事を読み込んでくれているのかわかりづらい側面があり、その傾向は2015年上半期よりも下半期の方が顕著に表れています。

その観点から一時期セミナーで「200ツイートの記事を大事にしよう!」と話していたんですが、シェア数一辺倒になると作り手の方向性が変わってきそうで不安です。

 

●クライアントの評価軸が「PV数」により偏らないか

上記2つのデメリットの延長に、これまで「ツイート数が良かったからOK!」と納得していたクライアント(広告主)の方々が、PV数偏向にならないのかが心配です。ことWeb編集者界隈ではPV評価絶対主義から距離を置いた方が、結果的に良質なメディアになるのでは?という意見が強くなっています。PV評価絶対主義の世界は消耗する。

僕自身はより多くの人を集めつつ、内容が評価されるメディアづくりを意識していますが、ツイート数という右腕をもがれてしまうとバランスを崩してしまいそうで…。どうなっちゃうのー!

 

今後、Webメディアはどうなっていくの?

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16 Things Every "Star Wars" Fan Needs For A Successful Christmas

 

いろいろ日本的な視点で書いてきましたが、アメリカではSNSボタンの数値表示に依存せず、フラットにボタンを並べる方向に切り替えているようです。むしろトレンドらしい。

モンスターメディア「BuzzFeed」を見てもそうですし、国内メディアも同様の対応をしているところも目立ってきています。Google検索の評価基準も「ユーザーにとって良質なコンテンツになっているのか」をベースにしていると聞いたことがありますし、いわゆるバイラルメディアや悪質なSEO業者対策の動きも関連しているんでしょうね。

まぁ結局、“一次情報(オリジナル)の良質なコンテンツ作り”をやっていくことには変わりないので、良いモノが正しく評価される環境になればすべて杞憂に終わるのかもしれません。

 

さいごに

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日本に絞ったインターネット土壌の価値観で言えば、TwitterやFacebookの文化が今後5年、10年のスパンで考えると残っていない気もしていて。あの隆盛を極めたmixi文化も外来種のSNS文化によって衰退したわけで、正直何が起こるのか分からない時代だと思います。

 

bookmark.hatenastaff.com

ここであえて強く押したいのが「はてなブックマーク」の文化です。SNSとは違いますが、良質な記事を独自のアルゴリズムでユーザーに届けようとしている企業風土こそ、流行に左右されないWebメディアを支える基盤になるんじゃないのか。そんな期待を僕はずっと持っています。

あと単純に、はてなのサービスが好きなんですよね。中の人たちもピュアな想いでインターネットに向き合ってる人が多いですし、はてなブックマークのホットエントリーに入るかどうかがWeb編集者として一番燃える瞬間だったりしますし。この感覚がただの老害にならないよう良質な記事とは何ぞや?を考えていこうと思います。

 

 

※昨日、インターネット愛に基づいたサイトを公開しました

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