ジモコロは「公私混同」のメディアだから最高だと思い込んでる話

どうも、33回目の2月を迎えた柿次郎です。1月序盤のスロースターターぶりは自分でも引いてるぐらいなんですけど、途中からヘイストをかけられたみたいに時の流れが早くなりました。

さらに12月の忘年会シーズンに体調を崩して、1月に延期した飲み会がギュウギュウに詰まっていて、気づけば2月じゃありませんか。でも本当の理由はそこじゃないんですよね。

 

ジモコロのことばかり考えて取材予定をバンバン詰め込んだせい!

寝る直前まで企画を考えたり、次はどんなライターに声をかけようか物思いにふけったり、仕事とプライベートの境目を無くして、「公私混同」な時間の使い方をしています。これが楽しいっていうね。

 

●なぜ「公私混同」のメディアは最高なのか

ここ最近、ありがたいことにいろんなイベントに登壇させていただきまして。自分自身の考えを棚卸しする機会が多かったんです。同時に参加者から質問をもらって、「こういうことかな」という仮説を打ち返してきて分かったのが、オンとオフの境目もなく、ただただ自分が興味のある「人」と「事柄」を掛けあわせてきたなーと。

「この場所に行きたい」でもいいし、「この人の話を聞いてみたい」でもいいし、その発想の種を拾うために、数多くの人と会って価値観をぶつけてきました。この数の総量には自信があって。なぜなら、自分の興味と仕事が100%一致しているからなんですよね。

1年=365日の時間の使い方は人それぞれですが、ぼくの場合はその大半をジモコロに向けて費やしている。インプットの総量を「編集」し、アウトプットしたものが結果に繋がれば、理想的な循環が生まれるんだなと最近強く感じています。

すべては「公私混同」の仕事の成り立ちによるんですが、ここまでダラダラと述べてきた感覚が最高だと思い込むことも必要ではないでしょうか。そのテンションで人に話していけば、自然と人が集まってくるんじゃないかと、これまた思い込んでいます。

思い込みの力が推進力を生む…という話でした。

 

●推進力を利用して生まれた記事

ぼく一人の推進力が上がったところで、たかが知れてはいるんですけども。ここ1ヶ月ちょっとで「よっしゃ、やろう!」と決めて、スピード感と掛け合わせの妙で反響を生んだ記事がちらほらあります。

 

前々から好きだったAAAの日高光啓ことラッパーのSKY-HIさん。彼の取材記事を仕込んで、同世代のWeb漫画家カメントツに「表現に迫る苦悩」を描いてもらいました。

前々から「音楽誌のインタビューは好きな人にしか読まれないよなぁ」と思っていたこともあり、漫画の力でより多くの人に読んでもらえないかなぁと。もちろんファンが真っ先に読むんでしょうけど、ジモコロ×カメントツのフィルターを通して一見さんにも届いた手応えがありました。

 

もうひとつは、ライターの根岸さんと一緒に作ったこちらの記事。視覚障がいを乗り越えて、ブラインドライターという肩書で人生に立ち向かっている松田さんのインタビュー記事です。

記事中でも触れられていますが、話題になってすぐ企画を立ててアポを入れました。といってもすぐ公開したわけではなく、記事制作に関しては根岸さんと相談しつつ、じっくり作り上げたわけですが。いやー、この記事の反響がインターネットならではというか。

元々差別や偏見は、ある種の同情や無意識の上から目線から生まれるものだと思っていて。モノの見方によっては個性に切り替わるわけです。

このご時世、慎重に表現しなければいけない部分は重々承知でありつつも、ブラインドライター松田さんの記事は「好奇心」を第一に取材させていただきました。

だって、松田さんの能力は人間としての強さを提示していて、同じライター編集者として「テープ起こしの作業を旅しているような気分になれるだなんて!」と心底感動したんですもの。需要と供給。経済の仕組みとしてこんなにも素敵なことはないじゃないですか。

好奇心きっかけで取材した記事で、関わった人たちがみんな幸せになれる。編集者冥利に尽きる仕事になりました。まだ読んでない人はぜひ!

 

おまけで・・・

 

こんな記事も書きました。高知県馬路村の取材も楽しくて、質の良い旅行みたいな感覚でした。これも公私混同が成せる世界だと捉えていただければ幸いです。

 

ではまた!