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企画は「一石五鳥」の想いを込めて設計する - 熊本震災支援イベントを例にして

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ジモコロの企画で「熊本県黒川温泉に自腹のライター100人集めて、情報発信させましょう!」と思いついたのが今年のゴールデンウィーク。イベント自体を実施したのは7月頭で、その時の体験取材を元に情報発信のアウトプットがしっかりとした形になった。短いような長い道のりをほんの少しだけ振り返ろうと思う。

 

嬉しいことを書いてくれた友達のもっちーへのはてなブログアンサー的な感じで。

 

そもそもの全体レポートはこちらをどうぞ!

 

一石五鳥の定義とは?

前提として僕が人を巻き込んだ企画を考えるときに「一石五鳥」を意識する。あわよくば一石五鳥以上。まず自分自身がやりたいことかどうか。ここがモチベーションの火種になる。次に企画を動かすことで誰を巻き込めるのかを想像する。

ここで巻き込みたいのは「仕事に繋がる」といった意識も当然あるが、それ以上に「仕事で繋がった人とどう仲良くなれるのか」がポイント。というのも年を重ねると純粋な友人関係を作りにくくなるからだ。

 

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人の出会いの種類はさまざまだが、往々にして利害関係で初対面の場が生まれることが多いと思う。その壁をぶち壊すための動機が必要になるというか。意識的に仕事の壁を横断したコミュニケーションを実践するようにしている。

だからこそ「この人ともっと話したい!遊びたい!」という素直な欲求を実現することが大切で、仕事という土俵で友達になれる方法を模索する。さらに3年後、5年後の関係性まで想像するとより良い。元々仕事で繋がったのに、そこから友達に発展したら何かが生まれるかもしれないからだ。

 

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さて、この時点で仲良くなりたい人を巻き込めていたら「一石二鳥」の完成。この部分が大きな要素を占めていると言っていいだろう。次にその関係性で「世の中に影響を与えるものを作ろう」と自ずと意識が働くものだ。

WEBサイトにするのか?

記事に落とし込むのか?

リアルイベントを仕掛けるのか? 

大きな枠組みを想定すれば、おのずと必要な企画が見えてくる。共感の高いものでもいいし、純粋におもしろいと思えるものでもいい。バシッとハマった企画に向けて会議や打ち合わせを重ねていく瞬間も楽しい時間のひとつだ。

 

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そう、この過程が仲良くなるための装置になっていることを忘れちゃいけない。むしろ、美味い酒が飲みたいだけのときもある。私利私欲とか利己的な気持ちとか、全部ごちゃ混ぜになってくるのが理想!

 

動機を意識的に積み上げる

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さらに発展させてみよう。ブラッシュアップした企画に対して自信が生まれてくると、仕事の成果に繋がる道筋が見えてくる。

そもそも、仕事の定義も2種類あると思っていて。1つは日本に生きる大人としての社会人としての貢献。もう1つは個人や会社に対する利益的な貢献だ。この2軸を掛け合わせれば、基本的に間違いが起こらない。同時に他人に文句を言われにくい環境を整備できる。

その上で結果を想像すると…「きっと関わった人が幸せになれるはず!」と自己肯定力がドーンと生まれる寸法だ。

 

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さてさて、こうやってダラダラと並べてきた動機の要素を積み重ねてみよう。すると、「あれ? 気づいたら一石五鳥になってない?」と気づくはずだ。「みんなハッピーになるんじゃない?」と。

 

ここで、今回の熊本震災支援イベントに置き換えてみよう。理論的に書いてるように見えて、一部無理やりな積み上げ方をしているのはご容赦いただきたい。

 

  1. 所縁のある熊本のために何かやりたい(=自分の動機)
  2. 前から一緒に何かやろうと言ってくれていた仲間を巻き込もう(=仲良くなる動機)
  3. 社会意義のある共感性の高い企画で世の中に影響を与えられる!(=仕事の動機)
  4. その結果が黒川温泉の人のためになり、ジモコロの実績にも繋がる(=結果の動機)

 

あ、1つ足りない…。

 

今後の活動を持続的にするために

ここで僕が考えた五鳥目…それは「嫁の存在」。いかんせんジモコロを始めてから全国津々浦々、地方出張が異常に増えた。さらに仲間が増えると飲みや遊びが増える。結果、家に帰るのが遅い。土日も家を空けている。もし家にいてもヘラヘラと笑って屁をこいてるだけだ。なんだ俺、ダメなやつじゃないか。

ただ、屁は臭くない。その自信はある。

 

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「新婚にも関わらずこれはヤバい!」

少し危機感を抱いたこともあって、熊本震災支援イベントに嫁を自腹で連れて行くことにした。しかも、現地では主催者ということで良い宿を用意してもらっていて、This is おもてなしの洗礼を受けることができた。

 

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嫁もキャッキャッとはしゃいで大喜びだ。普段の飲み歩いたり、何かと旅に出たりするのも「こういうことね」と思わせる大事すぎるほどの機会にもなる。

 

その結果…

 

  1. 所縁のある熊本のために何かやりたい(=自分の動機)
  2. 前から一緒に何かやろうと言ってくれていた仲間を巻き込もう(=仲良くなる動機)
  3. 社会意義のある共感性の高い企画で世の中に影響を与えられる!(=仕事の動機)

  4. その結果が黒川温泉の人のためになり、ジモコロの実績にも繋がる(=結果の動機)
  5. ついでに家族孝行もできて、夫としての信頼ポイントも大幅UP!(=家族の動機)

 

よっしゃー!!

5つの動機が積み上がって、念願の一石五鳥の大フィーバー状態になったー!!

 

というわけで、何かしら大きな企画を自主的に動かすときは、こんな感じで動機を積み上げていってみるのもアリかなと。飲み会の幹事にしても、イベントの主催にしても、時には「なんで俺ばっかりやらなきゃいけないんだよ!」とストレス負荷がかかることも珍しくない。その負荷を極力減らす…そもそも自分得なことを仕込みまくる脳みそは持っていて損がないと思うんよ!

 

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「大変でしょ?」「いや、大変だけど得するから大丈夫!」と言い張れるこの感じ。次は一石十鳥に挑戦してみよう。とんでもない動機が必要だな…。

 

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しかし、黒川温泉の泉質最高だったなぁ…。

 

熊本震災支援イベントのWEBサイト

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KUROKAWA熊本震災支援イベント 公式WEBサイト

全体の流れ、イベントレポート記事はこのサイトにまとまっています! ぜひ他の記事も読んでみてください。あと、田村くんが作った最高の動画も合わせてどうぞ。

 

vimeo.com

 

 

書いた人:徳谷 柿次郎

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ジモコロ編集長。大阪出身の33歳。バーグハンバーグバーグではメディア事業部長という役職でお茶汲みをしている。趣味は「日本語ラップ」「漫画」「プロレス」「コーヒー」「登山」など。顎関節症、胃弱、痔持ちと食のシルクロードが地獄に陥っている。 Twitter@kakijiro / Facebookkakijiro916