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ゴールデンウィークとNHKの反響と高木護

5月1日からずーっと長野でGWを過ごしていて、とにかく遊び倒した。BBQ、温泉、買い物、カレー、深酒など…「GWで原稿仕上げるぞ!」なんて気持ちは1mmも形にならず、気づけば結構な時間が経過。GWに仕事なんて無理無理無理。なんやかんや遊びながら働けている環境はありがたい。
 
話変わってNHK出演の放送を見た熊本・山鹿の母親と電話。20年以上会っていなかったこともあって距離を詰めるのが難しいんだけど、NHKの全国放送影響力は凄まじい。親世代の反応がけっこう変わるなーと。
 
「そういえばお爺ちゃんの兄弟に、和文タイプライターで行政に勤めていた人がいてね・・・」
 
「そういえばお婆ちゃんの兄弟?親戚?に高木護っていう放浪詩人がいてね・・・」
 
「あんたはそういう血を引いてるのかもね〜」
 
などと初出しの情報を教えてくれて。「もっと先に教えてくれ〜〜。あとづけの血筋論〜〜」と思いつつ、「高木護」を調べてみたら「現代の山頭火 高木護」「日本最後の放浪詩人」と評する人もいて、著書の数も尋常なかった。リストを見る限り、相当に変わった人でお金や安泰に一切興味がない「本質おじさん」な気がしてる。

 

高木 護

〈略歴〉1927年1月25日、熊本県鹿本郡山鹿町ミドリ生(本籍地は同郡岩野村=現・鹿北町)。詩人・小説家・評論家。1933年、岩野村小学校男岳分教場に入学し、以後、岩野小学校本校・同郡八幡村小学校・佐世保市福石小学校などを転々とし、1939年3月、山鹿町小学校を卒業。4月、山鹿町立実業学校商業科に入学。1942(昭和17)年3月、同校を卒業後、福岡市の丸善書店博多支店の書籍部に就職。翌年7月、肺炎にかかり、丸善を退職して熊本県菊池郡隅府町の実家に帰り療養。10月、同郡花房飛行場にあった陸軍気象部菊池観測所に見習い気象士(軍属「傭人」身分)として勤務し、昭和19年、南方シンガポールの第三気象連隊へ転属(「雇員」に昇進)。「わたしは敗戦をマライのパハン州のメンタカーブという小さな町で迎えた。/陸軍一等兵、十七歳であった。/翌年の秋、捕虜・抑留のあと、リオ群島のレンバン島という無人島から復員した」(『人間畜生考』50頁)、「軍属から、現地入隊の陸軍航空一等兵で、十八歳であった」(同、137頁)。昭和21年6月、レンパン島から復員船リバティー号で名古屋港に着き、熊本県鹿本郡岩野村に帰郷。父母は亡くなり、16歳の弟を頭に末は3歳の4人の妹たちが待っていた。「二年ほど」(『棺桶ひとつ』118頁)後の昭和2324年頃から、九州一円のぶらぶら放浪生活をはじめる。昭和37年(「自筆年譜」)か、昭和38年(『川蝉』)か、昭和39年(『人間畜生考』)頃、上京。「詩と真実」「母音」商人」「ポリタイア」同人。

〈著書〉

詩集『裏町悲歌』(田舎社、昭25.8)※ガリ版全22頁。200部限定。「田舎社」は(福岡県)久留米市白山町107西原方。

『夕御飯です』(母音社、昭29.5

『放浪の唄』(大和書房、昭40.2

詩集『夕焼け』(国文社、昭40.3

『おろかな人間』(オリオン出版、昭42.3

詩集『知らない』(UPP出版部、昭44.9

詩集『やさしい電車』(五月書房、昭46.4

詩集『ひとりのあなた』(R出版、昭47.3

『いつかきつと』(五月書房、昭48・3)

『人間浮浪考』(財界展望新社、昭48・5)

『川蝉』(美成社、昭49・5)

『高木護詩集』(五月書房、昭49.11

『落伍人間塾』(白地社、昭52・6)

豆本詩集『へ』(胡蝶の会、昭54.5

『人夫考』(未来社、昭54.6

『辻潤―「個」に生きる』(たいまつ社、昭54.6

『木賃宿に雨が降る』(未来社、昭55.3

詩集『天に近い一本の木』(日本随筆家協会、昭55.3

『あきらめ考』(新評論、昭56.3

詩集『人間の罪』(新評論、昭56.3

『なんじゃらほい』(未来社、昭56.11

『虫けらの唄』(日本きゃらばん文庫、昭57.3

『野垂れ死考』(未来社、昭58.3

『飢えの原形』(白地社、昭58.8

『忍術考』(未来社、昭59.8

『愛』(新評論、昭60.2

『穴考』(未来社、昭60.12

詩集『鼻唄』(日本随筆家協会、昭61.7

『棺桶ひとつ』(未来社、昭62.5

『ことばの生命』(新評論、昭63.2

『人間畜生考』(未来社、昭63.8

『現住所は空の下』(未来社、平1.9

『人間は何を残せるか』(恒文社、平2.9

『足考』(未来社、平4.8

『かんじんさんになろう』(五月書房、平10.4


http://www.k3.dion.ne.jp/~scarabee/sukajin-ta-ta.htm
http://3gatsu.seesaa.net/article/342219307.html
 
ジモコロで高木護を追いかける連載をやろうかな〜と考えているので、何か知っている人がいたら教えてください。とりあえず近々、神保町で高木護をDIGってみます。あと、出版元の未来社にアプローチしつつ、まだ生きてるかもしれない説の裏取りをしてみる。