コソコソと小さい画面でシコるのはもう止めよう

スマートフォンとDMMという神が創り上げた「エロの神器」。この組み合わせがもたらす男性への恩恵は、ドクター中松のフライングシューズを遙かに超えて、エジソンの発明にも匹敵するほどだ。10年前には想像もつかなかったエロの拡張性。ただ、ずっと馴染めない感覚があって、それがフミコフミオさんの日記『Everything you've ever Dreamed』で言語化されていた。


エロ動画を、親でも殺された仇のように忌み嫌っている妻に、僕が夜な夜なFC2動画(無料)をはじめとするエロ動画を視聴していることが露見してはならない。嫌悪の理由を尋ねると妻は「HD画質時代にあんな酷い画質で高揚するなんて恥ずかしくないのですか?」「小さい画面(僕はiPhone4で閲覧をしているところを見つかっている)から世界を見ているから人間が小さくなるのよ」「死ねばいいのに」と答えた。ひぐらしの鳴く、夏の終わりの夕刻であった。

長年抱えていたモヤモヤが解決するほどの女性ならではの視点。そう、現代の男(=夫)はスマートフォンでエロ動画を再生している。妻や子供の視線を避けるべく、トイレに篭ってシコシコしていることも珍しくはない。この行為自体は致し方ないものだが、個人的には「小さい画面から世界を見ているから人間が小さくなるのよ」という視点に心を揺さぶられた。そう、そうなのよ。自分が酷く矮小な存在に思えるのよ。


俺は・・・!
トイレでコソコソとシコるのが嫌だ!!!
さらに言えば、小さい画面でエロビデオを見るのが嫌だ!!!


その欲望が強いため、常に大きなテレビを欲して過ごしてきたし、一時期は本気でヘッドマウントディスプレイ(目の前に大画面が広がる夢のマシン)を買おうとしていたし、大画面のプロジェクターがある友人の家に居候しているときは、家主が居ない合間に100インチで騎乗位を眺めていた。騎乗位の迫力はスマートフォンでは再現できない。

同時に無料エロ動画は、制作側にお金が落ちないから論外だ。あれだけ素晴らしい体験を提供している人たちへの敬意の欠片もない行為。それがFC2やXVIDEOを用いた簡易シコシコだろうがっ! せめてTSUTAYAで18禁の暖簾をくぐって、パッケージを眺めて審美眼を身につけるべきだし、意気揚々と持ち帰ったDVDがプレイヤーに吸い込まれる瞬間を見届けるべきだし、DMMで購入した動画はHDMIで大画面のテレビに映し出すべき。

だから俺は大画面支持派として生きていく。家族問題が生まれるのなら、煩悩の果てに生まれた文化「書斎」を手に入れる。利便性と同時にシコる尊厳を奪われるのは御免だ。尊厳は守るためにある。大画面かつ、鮮明が画質でエロを楽しむために、世の中の男性は働いているのだから。