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映画感想04 - スノーピアサー

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なんとなく時間潰しのためにレイトショーで鑑賞したんですが、これが“いままで観たことのない映画”でした。物語の舞台は、氷河期レベルの大寒波によってあらゆる文明が消滅した近未来の世界。外で生きながらえることは難しい白銀の世界のなかで、とてつもない長さを誇る列車だけが走っている。この列車内だけが人類の生きる場所で、後方車両=刑務所並に制限された社会<<<<<先頭車両=超金持ちの世界という極端なヒエラルキーが再現されているわけです。もうね、魔列車ですよ。魔列車

プロテインと呼ばれる茶色いゼリー状のバーを支給されて、土管みたいな空間で眠るだけの毎日…そこである男が反旗を翻して「先頭車両に行ってやろうぜ!革命じゃー!!」と、緻密な計画に基づいた革命行為が実行されるわけなんですけども。ファミコンの1-1、2-1、3-2みたいなステージ感覚で、車両を移るたびに箱庭感のあるギミックがめまぐるしく展開されます。「なんなの、この映画ー!!観たことないー!!」と単純な人であればあるほどにハマりそう。ちなみに建築祝いの餅みたいに伏線をバラまくんですが、超強引なまでの手法でどんどん回収していくのもポイントかなーと。冷める人は冷めるかもしれません。俺は超好き…!

ゼロ知識で鑑賞したが故に衝撃が強かったので、できれば予告映像も観ないで欲しいなーと。なので最初の設定だけにしか触れません。『殺人の追憶』や『グエムル』など、クセのある映画を手がけたポン・ジュノ監督最新作ということもあって、韓国映画特有の撮り方や表現に引っかかりを覚えるかもしれませんが、「大胆だなー!まぁ、いいや!」ぐらいの気持ちで臨むのがベスト。整合性の取れたストーリーよりも、インパクト重視で映画を楽しむタイプの人にはオススメです。